BDA3の2.11 Exercisesの15を解く。 リンクはBayesian Data Analysis。
Z ~ Beta(α, β)とする。確率密度関数は
p(u)=B(α,β)uα−1(1−u)β−1 である。ここでベータ関数B(α,β)は
B(α,β)=Γ(α+β)Γ(α)Γ(β) と定義されている。
E[Zm(1−Z)n]=∫01um(1−u)nB(α,β)uα−1(1−u)β−1du=Γ(α)Γ(β)Γ(α+β)∫01um+α−1(1−u)n+β−1du=Γ(α)Γ(β)Γ(α+β)Γ(α+β+m+n)Γ(α+m)Γ(β+n) となる。最後は問題文の式を使った。
m=1,n=0とする。
E[Z]=Γ(α)Γ(β)Γ(α+β)Γ(α+β+1)Γ(α+1)Γ(β)=Γ(α)Γ(β)Γ(α+β)(α+β)Γ(α+β)αΓ(α)Γ(β)=α+βα Γ(x+1)=xΓ(x)を利用している。
Var[Z]=E[Z2]−(E[Z])2 の関係式を使う。 m=2,n=0とする。
E[Z]=Γ(α)Γ(β)Γ(α+β)Γ(α+β+2)Γ(α+2)Γ(β)=Γ(α)Γ(β)Γ(α+β)(α+β+1)(α+β)Γ(α+β)α(α+1)Γ(α)Γ(β)=(α+β+1)(α+β)α(α+1) (4)と(6)を(5)に代入する。
Var[Z]=(α+β+1)(α+β)α(α+1)−(α+β)2α2=(α+β+1)(α+β)2αβ